皆さんは「十六夜」という言葉を聞いたことはありますか?
「いざよい」「じゅうろくや」と読み、十五夜ほど有名ではないですが、こちらも月に関する言葉です。
新月から数えて16日目の夜、またはその時に見える月のことをいいます。
十六夜の月は、前日である十五夜の月と比べると50分ほど遅れて出てくるため、その様子がまるで
月が姿を見せることを躊躇(ちゅうちょ)している、ためらっているように感じられるので、ためらう意味の
動詞「猶予う(いざよう)」から「いざよい」と読むようになったそうです。
上の句は、松尾芭蕉が信濃国(長野県)更科に月見に行った時の詠んだ句です。
「十五夜を観にきたが、更科の月に心奪われ十六夜の今夜も更科にいる」というように、この地を離れる
名残惜しさが表れているように感じます。
今年の十六夜は9月30日とのこと。毎日、嬉しいこともあれば、悲しい気持ちになることなど色々ありますが、
この日は月を見上げてみてはいかがですか? ためらいながらも、優しく静かに私たちを照らしてくれるのでは
ないでしょうか。
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